子ども脳の発達に大切なのは好奇心
近年、子どもの脳の発達について、目覚ましく色々な事がわかってきました。そんな中、とても不自然な子どもの脳の育成方法や幼児教育も進歩している時代です。子どもにとっては、おもしろくない「詰め込み教育」はそのひとつと言えるでしょう。好きな事はすぐ覚えられておもしろい。イヤな事、嫌いな事はなかなか覚えられなくておもしろくない。皆様にもそんな経験が記憶にあると思います。これは、脳内の様々な研究からも解明されている事柄で、好奇心や探究心無くして目覚ましい脳の発達は得る事ができないのです。
では、どうしたらわが子の脳の発達を伸ばし、好奇心や探究心を育んであげられるのでしょうか。それは、幼児期から子どもの好奇心に親がとことん付き合い、子どもの脳の発達を伸ばす事ができる環境やチャンスを与えて興味を持った事にチャンレンジさせてあげる事です。
- 好奇心を大切に「本質」を育てましょう -
子どもが大人になった時、「成績が良い」だけでは人生のどこかで可能性に限界が訪れます。社会に出た時、子ども達は自分で選定・決断し、アイデアを持ち、先に伸びていく力を持って自己実現できなくてはなりません。この時、幼児期に育んだ好奇心と想像力や創造力が必要不可欠なのです。では、好奇心はどう育ててあげればよいのでしょうか。
まず、わが子をじっくりと見てあげて下さい。何に好奇心を抱いていて、何に興味を持っていて、何が得意なのか。そして、これらを伸ばしてあげられる環境作りとともに、子どもが好奇心と興味を持ち、得意なものを努力・継続・追求できるスタンスを整えてあげる事。子どもが夢中になれるものであれば、芸術でもスポーツでも学問でも何でも構いません。好奇心を大切に「やりたい気持ち」をサポートする事が大切です。
追求していくものは何でも良い。とことん追求して自分が興味を持った事の本質・深さを知り、自分自身を理解する事で、そのプロセスを活かせる大人になっていく事が大切です。「勉強ができる子」ではなく、「心豊かで賢い子」を育てる。学力はその子の本質ではありません。好奇心を大切に本質を育ててあげましょう。子ども自身の本質を育て、自己実現や夢を叶える事ができる大人になってほしいですね。
- 子どもの脳における親の役割 -
「好奇心旺盛で困る」、「何やってるの」、「やめなさい」と言うお母さんの声をよく耳にします。好奇心は旺盛であればあるほど、子どもの脳にとってこれほど素晴らしい事はありません。
人間の脳はすばらしい「可塑性」を持っていて、繰り返しの努力や継続、追求はより広い範囲の脳内を発達させていくと言われています。そして、この繰り返しの努力や追求は「やってみたい」という好奇心から始まる事で、初めて継続していていく事ができるのです。子どもの好奇心はどんどん意欲的に伸ばしてあげる事が、子どもの脳の発達にとっても大切だとわかります。
また、たくさんの経験をする事はとても重要です。子どもの脳の発達という視点から見ると、才能は後天的に育まれていくもの。肝心なのは脳がぐんぐんと吸収するときに子どもの好奇心がどこにあるのかを見極め、育み、親がわが子の好奇心にどんどん付き合う事です。子どもの脳の発達とは、親が子の好奇心とどれだけ関わるかで大きく左右されるのです。
- 幼児期からの習い事・・・P1
- 幼児期の芸術活動の必要性・・・P2
- 子ども達の豊かな心を育てる芸術活動・・・P3
- 子ども達が現代社会で生きるために最も重要な子ども脳を発達させるには・・・P4
- 子ども脳の発達に大切なのは好奇心・・・P5
- 自分の表現手段を子どもの時に見つける事・・・P6
- 子どもが絵を描く事の必要性とその魅力・・・P7
- RYUHOW'S Children Art Houseが考える子ども絵画教室のあるべき姿・・・P8
- 子ども絵画教室ではじめに学ぶべき大切な事・・・P9
- 子どもアート教室で大切な事・・・P10