幼児期からの習い事
- 子どもの習い事として幼児期に何をさせるべきか? -
運動・芸術・化学・プログラミング・語学(英語)など、多種多様にある幼児教育の習い事。
「我が子に何をさせようか…」と親が迷う時期がありますね。子どもの習い事をはじめる際、まず「習う」という事に何を目的としているのかを考えてみる事が大切です。
例えば、「我が子にピアノを弾けるようになってほしい」という親の気持ちからピアノを習う事にしました。ピアノは日々の練習を積み重ねていく事が大切で、継続や努力が求められます。
しかし、ただ繰り返し練習するだけでは、ピアノを弾く事が好きでたまらないという気持ちや、もっと弾けるような自分になりたいという目標意識を持つ事はできません。言われた練習を目標のない上達のためだけにやる事になるのです。
本来ピアノ演奏とは、音楽という芸術の分野です。音楽を奏でるという事は、演奏者が音楽を通して表現し、相手に感情や思いを伝える。または自己を窺う場でもあります。情操の世界なのです。技術をマスターし、「とりあえず習ったから弾ける」では毎日の練習に意味はありません。情操を養う事に意味があるのです。
ピアノを習う事で技術の練習とともに音楽の深さ、すばらしさ、魅力にしっかりと触れ、学び、人生の土台をも築く事ができ、ピアノを習っていた事が人生を豊かにする大切な経験となったと、ピアノという習い事を通して芸術の本来の意味がわかる人間となるよう育てる事が重要です。
運動や芸術などどんな習い事においても、「とりあえず習う」のではなく「習う」という事にしっかりと目的や目標姿勢を持ってその深さを知り、本人が興味を持って継続・追求できるものを見つけてあげましょう。
継続と追求を達成した子どもの笑顔は、自信に満ち溢れその先の「生き抜く力」さえも感じさせてくれます。
- 習い事を継続し、本質を知る事の意味 -
どの習い事においてもコンスタントに継続していく事は、幼児期~思春期までの人間形成の土台に大きく影響するとても大切な事です。子どもは続ける事で「今日もできたー!マル!」を自分につけています。
どんな時も柔軟性を持ちつつ、しっかりと継続できている事を本人自身が自覚できるよう、大人が環境を整える事も大切です。
では、本人の意思としての継続のカギは何でしょうか。それは、習い事の本質を知り、好奇心旺盛でやってみたいという原動をしっかりと持つ事です。そして、「習い事の本質」とは、一つ一つが持つ魅力・深さ・すばらしさ・専門性・目的・目標・継続にあります。
例えば、音楽や美術、ダンスなどを習う場合は、芸術としての深さや厳しさとしっかりと向き合い習う事。サッカーや水泳などは、運動であるとともに競技である事の深さと厳しさを知り、しっかりと向き合って習う事。習い事を通して精神を鍛え、豊かな心を育み、達成感、自信、喜びを得ていく事が大切です。
- 幼児期の習い事を学童期、思春期に追求できる人間に育てるには -
どの子も将来、探究心を持って追求し結果の出せる人間になってほしいものです。そのような人間になるためには、幼児期の「なぜ?どうして?」をあたたかく見守り、育んであげる事が大切です。
「なぜ?どうして」の源である子どもの好奇心。そこにはたくさんの「力」の源があります。興味のある事、好きな事、わくわくする事には、チャレンジする力や吸収する力があり、ひいては継続する力や本質を知る力につながっていくのです。それぞれの習い事の本質を知れば、おのずと探究心や向上心が生まれ、追求できる人間へと育っていきます。
- 幼児期からの習い事・・・P1
- 幼児期の芸術活動の必要性・・・P2
- 子ども達の豊かな心を育てる芸術活動・・・P3
- 子ども達が現代社会で生きるために最も重要な子ども脳を発達させるには・・・P4
- 子ども脳の発達に大切なのは好奇心・・・P5
- 自分の表現手段を子どもの時に見つける事・・・P6
- 子どもが絵を描く事の必要性とその魅力・・・P7
- RYUHOW'S Children Art Houseが考える子ども絵画教室のあるべき姿・・・P8
- 子ども絵画教室ではじめに学ぶべき大切な事・・・P9
- 子どもアート教室で大切な事・・・P10